Ⓥヴィーガンが海の為にできること

 今日は、世界中で観察されている海の酸欠について書いていきたいと思います!環境の為、動物たちの為、ご自身の健康の為、少しでも良い方に生活を変えるきっかけになれば嬉しいです!(^^)

1、酸素欠乏海域(オーシャン・デッドゾーン)って?

Ocean

 文字通り、海の中の酸素が少ない、もしくは無酸素の領域です。このデッドゾーンでは海の生物は生きていけないので、大量死が発生したり、生物が移動することによって生態系のバランスが崩れ、絶滅する種もでてきます。また、海の水温にも影響があり、温暖化の一因とも言われています。

このデッドゾーンは年々広がっていて、漁業に多大な影響を与えている他、海の環境が大きく変化することにより、オーストラリアのグレートバリアリーフでサンゴが真っ白になってしまうなど、観光業にも大きな影響を与えています。

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2、なぜデッドゾーンが出来るの?

 海の「富栄養化」が大きな原因と言われています。海水にたくさんの栄養が含まれるのは良いことのように聞こえますが、これはプランクトンの大量発生を招きます。このプランクトンが死滅・沈殿し、バクテリアによる分解が行われる過程で酸素が大量消費されてしまうそうです。

では海に流れ込む過剰な栄養はどこからきているのでしょうか?それは以下のように、私たちの地上での生活が大きく影響しています。

【海の富栄養化を招く原因】

Dead Ocean

・農業で土にまかれる化学肥料

・栄養が添加された餌を食べた家畜の排泄物・加工される際の体液

・魚の養殖による老廃物や死骸、食べ残した餌

・合成洗剤に含まれるリン酸塩

が雨などによって川や海に流れ出ること。

3、この問題について個人ができること

 家畜による排泄物の量は、日本だけで年間8千万トン(東京ドームの容積(面積ではありません)75個分以上)、アメリカでは1日で4百万トン以上と言われています。また、農業においても、世界で栽培されている少なくとも50%の穀物は家畜のエサ用であると言われる程多くを占めています。このことから、お肉の消費を減らすことは有効であると言えそうです。

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魚介類についても、天然のものが減っている中で消費が増えると、養殖を促します。以前「Ⓥヴィーガンが魚を食べない理由」の記事でも書きましたが、近年の養殖の魚たちは、多くの場合、栄養を添加された穀物を餌として与えられ、自由に泳ぐこともできない環境で育ちます。このえさや、一か所に集中して老廃物が溜まるような環境は海にとってもヘルシーとは言えませんし、この環境で育った魚貝類をいただくことも人間にとって健康的とは言えません。自然界の魚介類をこれ以上減らさないため、そして養殖も減らしていくために、魚介類の消費を控えることは海の健康回復をサポートするかもしれません。

Detergent

最後に洗剤類の使用です。特に私たち日本人は清潔さをとても大切にします。それ自体は悪いことではないですが、自分の使っている食器用洗剤、洗濯洗剤、掃除用洗剤、シャンプー、ボディーソープ等の成分や使用量をもう一度見直してみても良いかもしれません。天然の洗浄成分を持つ「ウォッシュナッツhttp://amzn.asia/bIDAGar」は私が今気になっているものの一つです!

これ以外にも、私たち個人にできることはたくさんあるはずです!小さなところから始めましょう!

以上、今日も世界中のどこかにいるあなたがヘルシーでハッピーな一日を送れますように!!(^ ^)