Ⓥタンパク質の摂取量
タンパク質(=プロテイン)が人間の体にとって重要な栄養素であることは誰もが知っていますよね。そして健康志向の方や筋トレをしている人なら毎日の食事で出来るだけたくさんのタンパク質を摂ろうと努力しているかもしれません。しかし、タンパク質の種類について気にしたことはありますか?なんと、発がん性が証明されているタンパク質も存在します!
意外と簡単に摂取できてしまうタンパク質必要量
一日に必要とされるタンパク質の量は、一日当たり(0.72×体重(kg))gで算出できると言われています。つまり、体重が50kgの方であれば、0.72×50=36 なので、1日当たり36g です。これは、日本の朝食と言われて思い出すメニュー、例えば「鮭の 切り身1切れ、お茶碗1杯のご飯、生卵1個、豆腐とわかめの味噌汁1杯」で達してしまう量なのです。(たった1食です!)
アスリートのようにたくさん運動してカロリーを多く消費する人は、その分カロリーも多く摂取する必要があるため、それに見合ったタンパク質の摂取量が必要ですが、一般の人であれば、意識しなくても摂取できる量なのではないでしょうか。また、タンパク質の過剰摂取は腎臓や肝臓への大きな負担になりますし、タンパク質はリンの含有量も多い傾向にあるので、カルシウムの体外への排出を促します。しかし世間では、「タンパク質を多く含めばヘルシーな食品」と信じている人も多く、商品を売るために食品会社はタンパク質を余分に添加したり、高タンパクを前面に押し出した広告を掲げたりします。プロテインパウダーやサプリメントを売るインターネットサイトの情報も鵜呑みにしないように注意したいですね。
動物性のタンパク質
肉類、乳製品、卵、魚にはたっぷりのタンパク質、そして必須アミノ酸がバランス良く含まれます。こう聞くとやっぱりビーガンなんて止めよう、と思ってしまうかもしれませんが、以下の点も考慮する必要があります。
・牛乳に多く含まれるカゼインというタンパク質は発がん性が確認されている物質である。
・牛乳に含まれるホルモンは、前立腺がん、乳がん、子宮がんの原因になる。
・動物性の食品には、飽和脂肪酸が多く含まれ、摂りすぎると心臓病や糖尿病の原因になる。
・動物性の食品の生産には必ず動物の犠牲と環境汚染が関係していること。
植物性のタンパク質
穀物や豆類、ナッツ類にもタンパク質はたくさん含まれますし、意外にも野菜やフルーツにも含まれています。
また、必須アミノ酸の含有量バランスが動物性たんぱく質に比べて悪いと言われますが、これは1品目(例えば大豆だけ)と比べた場合であり、他品目の摂取によって補うことができます。また、植物性の食品には、動物性食品にはほとんど含まれない食物繊維が豊富に含まれます。現代人のほとんどが一日に必要な食物繊維量を摂取出来ていないと言われているので、過剰摂取傾向にあるタンパク質よりも食物繊維の摂取に目を向けた方が良いかもしれません。
以上、参考になれば幸いです。もしあなたがビーガンで、周りの人にタンパク質の摂取量を心配されて困ったら、この記事をシェアしてくださいね!周りの人にもどんどんヘルシーになってもらいましょう!^^