Ⓥビーガンチーズ!?

今回は、植物性なのに乳製品のように楽しめるビーガンアイテムを紹介していきたいと思います。日本ではまだ馴染みのないものが多いかもしれませんが、これらのアイテムがより多くの人に知られ、購買要求が増えることで日本の市場も変わるはずです!選択肢を増やして、ビーガン生活をもっともっと楽しみましょう!

 

Almond milk

アイテムその1:多種多様な植物性ミルク

 牛乳の代替として使われる植物性ミルクは豆乳だけではありません!以下の通り様々な植物性ミルクが商品化されており、欧米のスーパーの飲料売り場では、牛乳と同じくらいのスペースで植物性ミルクが売られていることもあります。牛乳=milkと区別して、植物性ミルク=mylkと表記するメディアもあります。

・豆乳 ・アーモンドミルク ・ココナッツミルク ・ライスミルク

・カシュ―ミルク ・ヘンプミルク ・オーツミルク

それぞれの風味があるので、例えばシチューには豆乳、カレーにはココナツミルク、クッキーにはアーモンドミルク等、料理に合わせて好みのもの選ぶことも、もう常識になりつつあります!

また、植物性ミルクは家庭で手作りすることも可能です。添加物無しで、水加減によって濃さも自分で調節できるのでおすすめです!濃い目につくったアーモンドミルク少量を淹れたてのコーヒーに混ぜると、ナッツの風味で最高のラテが出来ますよ!もちろんこれらのミルクからヨーグルトや、シーザーやレンチのような本来乳製品であるドレッシングも作れます。

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Daiya cheeseアイテムその2:ビーガンチーズ

 ベジタリアンの方と話すと、ビーガンになれない理由にチーズへの愛情を語る方も多い程、クセになるチーズの味。でも、ビーガンでも食べられる植物性チーズがあるんです!私が住んでいるカナダのバンクーバーでは、普通のスーパーでも数種類のビーガンチーズを買うことができます。

・何からできてるの??

 チーズの種類にもよりますが、カシューナッツや豆腐をペースト状にしたものやココナッツオイルがベースになっていることが多いです。また、あの魅力的なチーズのとける感じは、イモやコーン、タピオカ粉等のでんぷんで再現していることが多いようです。確かにお餅(お米のでんぷん)が溶ける感じとチーズが溶ける感じは似ていますよね。

 喜ばしいことに、日本語で「ビーガンチーズ」と検索すると、クックパッドにもたくさんレシピがのっていました!豆腐は日本でも安価で手に入りやすいですし、中には酒粕を使ったレシピもありました。これは日本特有で面白いですね。きっと市販されていないのでぜひ挑戦してみたい!

・気になるお味は??

 市販のビーガンチーズの味については、商品によっても異なりますが、正直に言って、そのまま食べると「チーズとはちょっとちがうかな・・・」と思うことがあるのも確かです。(ビーガンの名誉の為、嘘はつきたくありません!!)具体的に言うと、少し豆腐やポテトっぽい味がしたり、噛んだ時の食感が違うと感じるものがあります。ですが、例えば他の具材と一緒にサンドイッチに挟んだり、ピザのようにソースがかかっていたりすると全く気になりません。言われなければ植物性チーズであることに気づかない人もいると思います。

・百聞は一見に如かず!

 想像がつかない方の為に、バンクーバーをベースにしているビーガン食品メーカーの「daiya」が自身のHPに掲載しているYoutube動画をご紹介します。英語ですが、映像から「植物性チーズ」がいかに本物のチーズにそっくりかが伝わると思います。

daiya HP リンク】

ちなみにこのメーカーの植物性チーズは、乳製品以外にも、グルテンフリー、ピーナッツフリー等、様々なアレルギーへの考慮がされているようです。

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Nutritional yeastアイテムその3:ニュートリショナルイースト

・なにそれ?? 

 チーズ大好き欧米人のビーガンで知らない人はいない程のニュートリショナルイースト。主にサトウキビや甜菜糖の蜜を発酵させてつくられる(いわゆる「酵母」です)、黄色く怪しげな粉です。チーズのような匂いがするため、ビーガンレシピに引っ張りだこです。個人的には、チーズになんらかの穀物が混ざったような匂いだと思っています。お菓子のカールの匂いに近いような近くないような・・・笑。

・使い方色々

 匂いは強いのですが、味はそこまで強くなく(メーカーによるかも)、料理にクリーミーなコクと風味を加えることができ、シチューなどの煮込み料理に使ったり、サラダの上からパルメザンチーズのように使う人もいます。個人的にはパスタソースやドレッシングによく使っています。

GOODニュース&BADニュース

 ニュートリショナルイーストにはたんぱく質、食物繊維、ミネラル、ビタミンB類が豊富に含まれています。更に言えば、動物性の食品に多く含まれ、ビーガンの人が不足しやすいといわれる栄養素、ビタミンB12が含まれています。ここがビーガンに人気があるもう一つの理由です。

しかし!実はこのビタミンB12はニュートリショナルイーストの製造過程で添加されたものがほとんどだそうです。他の栄養素も後から添加しているメーカーもあるようなので、この点は少し残念ですが、ニュートリショナルイーストを買う際には材料ラベルをよく読んで、余計なものが含まれていないことを確認する必要がありそうです。

以上、ビーガンでもそうでなくても、試してみたいものはありましたか?食品のバラエティがどんどん広がっていてわくわくしますね!今後の発展にも期待!

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